第5回

 住まいの要素 ★ その1
 キッチンのタイプ



♪キンコンカンコ〜ン
みなさん。サボってました、私。コホン…でも今回から、肩のこらない楽しいお勉強シリーズを始めますので、許してね。さて、今日は主婦のみなさんが住まいの中で最も興味のあるキッチン!そのタイプについてお勉強してみましょう。キッチンはそれぞれの主婦の、住まいやご家族、お料理に対する考え方が如実にカタチになって現れます。図解に加え、実例も用意しましたので楽しく学べます。

一列タイプ
食材を出し、洗い、切って、煮る焼くというキッチンでの作業を一文字の動線にしたもの。アパートのようにスペースにゆとりが無い場合にもよく用いられます。
じゃ、にこにこハウスの実例で見てみよう!左はまさにアパート。右は一列タイプの後ろに作り付けの棚を設置した例で、機能的には二列タイプと言えるかもね。
二列タイプ
背面は食器棚、または配膳スペースなどに使われます。左図は食器棚という設定。食器の多い方には向いてるかも。
L字タイプ
一列タイプに比べて、作業動線がやや短いだけ効率的とも言えます。
典型的なL字タイプ。コンパクトにまとまってて、機能的な感じがしますね。
U字タイプ
L字タイプに、作業スペースを付加したもの。凝った料理などの時、素材や調理器具が広げられるというメリットがあります。
形はU字タイプですが、実例はハッチタイプの要素も取り入れていますね。未完成時の写真でごめんなさい。でも、機能性を感じるでしょ。
ハッチタイプ

一般的には、ハッチ部分を配膳スペースとして使用。お子様がダイニングへ運ぶお手伝いをしているイメージが浮かびますね。
アイランドタイプ
ことば通り「島」タイプ。「対面型キッチン」とも言われ、家族とのコミュニケーションを考えたもの。左図は作り付けのカウンターの設定ですが、食卓テーブルをくっつける場合もあります。
どちらも一般的なアイランドタイプで、左の例の背面は上部が収納、下部は作業スペース。右は全て作り付けのオリジナルで、背面も作り付けの大きな食器棚になっています。
左は介護住宅ですから、ふれ合いもさることながらキッチンから全体が見渡せるという必要性もあります。右は形的には完全なアイランドタイプですね。カウンターは付いていません。

みなさん、どうでしたか?。いろんなタイプがあるでしょ。実例写真で見ると、同じタイプでもカラーリングや使用素材で雰囲気がずいぶん違うという事に気付かれましたか?それは、実例には施主さまそれぞれの好みや条件、思いや考えが取り入れられているからです。最近多いのはアイランドタイプですが、みなさんも自分だけのキッチン、考えてみる気になりました?
次回は再びキッチン。今度はキッチンの設備について一緒にお勉強しましょ!
♪キンコンカンコ〜ン


第6回

 住まいの要素 ★ その2
 キッチンの設備



♪キンコンカンコ〜ン
最近のキッチンは設備を中心にどんどん進歩してますね。まずは、収納について……あ、私の実家ですが、冷蔵庫の上にレンジ、その上はラップやホイールの山。食器棚の前の床にはビンが並び、いたる所に買い足したキャスター付ワゴンという状態で、図らずもU字タイプになっちゃってます。昼間も暗くて寒い。そんな事にならないように実例でお勉強してみましょう。

キッチン収納
調理スペースの背面に、作り付けの食器入れと収納スペース。木調で統一されたキッチンで落ち着ける雰囲気です。小窓の採光が効いてますね。
若夫婦向けの作り付けキッチン。可動式のワゴンやテーブルが計画的に組み込まれています。調理台の前面にも収納スペースがあり、ダイニング側から使えるようになっています。
前回お勉強したアイランドタイプです。調理台の背面にまとめた収納スペース。次の項目で写真が出てきますが、右上にスライド式の棚が収納されています。
スライド型収納
最近よく採用されだしたスライド式収納。これなら脚立無しで、楽に物が取り出せますね。左は電動で水切板も付いているタイプです。
ちょっと面白い、システムキッチン収納
システムキッチンですが、角部分がキャスター付の可動になっています。例えば、食卓まで引いてこれるので調味料入れなどに便利ですね。
IHクッキングヒーター
火を使わない安全性、煙を出さず清潔ということで、最近、設置の多い I Hクッキングヒーターです。左はシステムキッチンに、真中は作り付けの調理台にそれぞれ組み込んだ例。右はアパートに採用された据え置きタイプです。
食器洗浄機
最近ではキッチンの必需品でしょうか?食器洗浄機が組み込まれたシステムキッチンが多く見られます。薄型の商品も出てますが、セットの方が置き場所に悩まなくていいかも。
コントロールパネル
モニターも増えてきてます。カラーとモノクロタイプがありますが、設置場所はやはり「主婦の城」キッチンが多いようです。「SCの家」でなくても温度計や湿度計、照明のスイッチ、浴室への給湯などのコントロールパネルは、一ケ所にまとめた方が使い勝手がいいですね。
照明・コンセント・勝手口
お料理がおいしく見えるのは、赤っぽく照らす白熱灯です。左写真の奥にある照明はピンスポットのように自由自在に照らしたい方向に動かせます。
真中の写真、コンセントが並んでいます。電気製品を使うことの多いキッチンには、これくらいあってもいいのかも。
右は居住空間を二階にまとめたプランですが、キッチンが二階でも、やはり勝手口はほしいものです。

最新キッチン事情、つかめましたか?最近はパソコンをされる主婦も多いので、キッチンに家事コーナーを設けておくのも手ですね。家計簿をつけたり、趣味の編み物など作業途中のままの状態で、いざとなれば家事に移行できて重宝です。
次回は玄関。和風や洋風、玄関収納などについて楽しくお勉強しましょ!
♪キンコンカンコ〜ン


第7回

 住まいの要素 ★ その3
 玄 関



♪キンコンカンコ〜ン
「玄関は住まいの顔」とよく言われますが、言葉通り、玄関は外観デザインの要になります。また、住む方の人柄や暮らし方という内面が形となって現れるのも玄関です。家族みんなが毎日使い、お迎えするお客様の第一印象も玄関で決まる!と言っても過言ではないでしょう。繰り返しますが「玄関は住まいの顔」なのです。機能面も含めて、実例で見ていきましょう。

玄関収納
道路に隣接した敷地配置の場合、道路に垂直に玄関を設けるとプライバシーが守れます。

階段下のスペースを有効利用した2帖半の玄関収納。これだけ確保できれば充分ですね。

三方向、壁で囲まれたポーチ。ホールの延長のような使い方もできて、雨の日も重宝しそう。採光のために縦長のFIX窓。

広々としたホールに、天井近くまで収納スペースを確保。

ポーチ部分の庇が二階屋根の高さにあり、開放感のある玄関です。

ホールの左側には玄関収納があり、ホールを抜けると吹抜け空間が広がります。

アプローチの演出
道路から玄関までのアプローチは、演出により住む方の人柄が出ますね。

ホール足元に付けた大きなFIX窓が、採光と坪庭が見えるという二つの機能を果たしています。

和風の玄関
   
まさに和風と呼ぶにふさわしい雰囲気を与えてくれるのが、引き違い戸の玄関ですね。やはり、和風の玄関は威厳がありますね。 網戸付き。玄関前の庭が広いので、夏は心置きなく涼を取り込めます。
段差の低い階段と、和風の玄関が、ゆったりとした感じを与えてくれますね。

ホールは、間口一間の広さの廊下が裏側の勝手口まで続き、快適な風通しも得られます。

住まいの顔、玄関
上の写真は全てが洋風ですが、同じ玄関でもこれだけ違うんです。色や形の違いもありますが、それだけではないんです。アーチの形や素焼きのタイルを使った南欧風。玄関先に限らず、住まいを花で囲んだ暮らし。外観デザインにも通じる機能美を持つ玄関。…そぅ、根底にあるのはライフスタイルの違い!そのご家族の暮らし方が形になって現れるということです。

最近の住まいは、外観と共に洋風の玄関がほとんどですが、十人十色と実感してもらえました? 機能面も含めて見た目もみんな違うんです。住む人が違うのだから当然なのですが。皆さんも、あなたらしい玄関を考えてみてください。
♪キンコンカンコ〜ン


第1回〜第4回
シックハウス/高断熱・高気密/結露/二重通気層
第5回〜第7回
●キッチンのタイプ/キッチンの設備/玄関