社長 岡崎からの
徒然なるままのメッセージ



今年の春は案外雨が多いように思います。
おかげで工業用水の節水制限も緩和されたとか。

「穀雨」の名前が表すように、萌え出た若い芽を育んで穀物を育てるといわれる春の雨は、煙るように降ってどこまでも柔らかです。
濡れたアスファルトに貼りついている花びらや雨にたたずむ芽吹いたばかりのしだれ柳の姿も春の風情を感じさせてくれます。

時には鬱陶しく感じることもあるけれど、優しく潤し育てる雨…なんだか親の愛情に似ているような気がしますね。


手荒い春の使者とも言うべき春嵐が吹き過ぎて
がらりと暖かくなりました。
あちこちに菜の花がこぼれだし、桜の蕾も膨らんでいよいよ本格的な花の季節の始まりですね。

そんなある日、先月ご自宅のリフォームをされたお客さまから嬉しいメールをいただきました。
「…センス良くきれいになった空間で、気持ちも新たに暮らしています。…ありがとうございました。特に○○さん(注:担当の名前)には大感謝です。人柄のにじみ出る楽しい会話が我が家の食卓の話題になっています…これからも、ずっとよろしくお願いいたします…」

仕事の能率や出来栄えをほめていただいたことはもちろん、担当スタッフを信頼していただけたことが何よりの喜びです。
メールを読んだスタッフ本人の顔に、大輪の笑顔の花が咲きました。





色とりどりの紫陽花を見かける季節になりました。

花屋さんの店先には、ピラミッド型や房になって垂れ下がるタイプ、変わった色のものなど様々な新種も出ていますが、やっぱり昔ながらの形で青からピンクのグラデションが、梅雨空に一番似合うような気がしますね。

今年の梅雨は、予報もなかなか当たってくれなくて現場のスタッフはやきもきしています。

特にコンクリート打設の予定を控えていると大変。前日の午前中に段取りをしておかないと間に合わないし、読みがはずれると工程が遅れるので、空を見上げながら思案する様子は真剣そのものです。

さてさて、明日のお天気はどうでしょうか?



去年、わが社の軒下で5羽のヒナを育てた、つばめのカップルが1年ぶりに帰ってきました。

ちゃんと忘れずに戻ってきてくれた、嬉しいニュースはすぐに会社中に知れわたり、なんだか里帰りの我が子を迎えたような気分です。

ただいま当のつばめのご夫婦は、大きく育ったヒナの重みでところどころ壊れていた巣の縁を突貫で改修中。

少々色合わせに難があるものの、たいした仕事ぶりです。合間には、防犯対策に近所のパトロールも欠かせません。

見守るスタッフからは、「どうせまた手狭になるんだからせめて増築か、この際思いきって新築をおすすめしたいけどねぇ」との声もしきりですが…。



とうとうカレンダーも最後の一枚になり、この年を顧みる頃になりました。みなさまお変わりありませんか?

顧みるといえば、今年はリフォーム詐欺にはじまって耐震強度の偽造まで、なんともいやな話題が新聞やテレビを騒がせた年でした。同じ業に携わる者として情けなく、悲しみさえ覚えます。

つまるところ建築という事業は、建築主と施工会社の信頼関係の上に成り立っているのですから、その根幹をゆるがすような不正など、決してあってはならないこと。

いたずらにセンセーショナルな報道には少々疑問がありますが、なんにせよ、私たちはお客さまにこれまでどおりの信頼をいただけるよう、これまで以上に努力しなければ、と背筋を正す思いです。

※この原稿内容は、平成17年12月当時のものです。



日が暮れるのが急に早くなりました。
仕事を終えて会社を出るころには、あたりは真っ暗です。暗い玄関先で鍵穴を探っていると、ふと甘い香りが…。

目をこらして見ると2本の金木犀が咲き初めていました。心地よい夜風にのって静かに芳香を放っています。普段は特に注目することがない常緑樹ですが、その夜は密やかにその存在感をアピールしているような気がしてしばらくそこに立ち尽くしてしまいました。

いつのまにか3メートルを越す高さになっていますが元はといえば、我が家に生まれたふたりの子供の誕生記念樹。市からいただいた苗はほんの50センチ程でした。

考えてみれば、あれからもう20年。
あっという間だったような気がしますが、改めてこの木を見上げてみると、しみじみ時の流れを感じます。
思いがけず金木犀がくれた、回想のひとときでした。

※この原稿内容は、平成17年10月当時のものです。



いつのまにかすっかり秋の気配が濃くなりました。澄み渡る秋の空、ひんやりとした秋の空気…アウトドアにぴったりの季節ですね。

先日、24時間リレーマラソンのお手伝いをしました。周南市の陸上競技場のトラックと野球場の外周、約1.6kmを1チーム15人でリレーして、24時間で何周走れるかを競うものですが、今回で第三回目を数え、全国から80チームが参加するイベントです。

私の担当は選手の給水コーナーでした。紙コップに水やスポーツドリンクを準備して走り終えた選手に提供するのですが、これが大忙し。受け持ちの時間中ずっとペットボトルと格闘しました。

満タンのボトルって結構腕にこたえます。しかし、ゴクゴクと美味しそうに飲み干した後で、「ごちそうさまでした」と声をかけてもらうと、疲れも吹き飛ぶから不思議。さわやかなスポーツマンシップを見たようで、爽快な気分でした。

私も気持ちのいいあいさつを心がけなくては…。

※この原稿内容は、平成17年9月当時のものです。



朝夕がめっきり過ごしやすくなりました。あれほどにぎやかだった蝉の声も、夏を名残惜しんでいるように聞こえるのは、気のせいでしょうか。

夏休みを利用して自動車学校へ通っている息子が、仮免許をもらってきました。今まで助手席にいながら、無関心だった私の運転に興味津々の様子です。

「あ、今方向指示器出した?」
「交差点の中では左方優先だよ。」
「スピード出しすぎじゃない?」
などなど、厳しい意見にこちらも緊張してしまいます。

「いいの、学校と実際はちがうんだから。」と口では応酬しつつも、新免許だったずっと昔を思い出して、あの頃の新鮮で慎重なきもちをすっかり忘れてしまった自分を反省するこの頃です。

※この原稿内容は、平成17年8月当時のものです。





夏本番となった日曜日、工事中の住宅の上棟式がありました。蝉の声をBGMにした神事のあとは、お待ちかねの餅まきです。紅白のお餅に小銭、とりどりのお菓子を二階の足場から5人がかりで撒きました。

小さな子どもさんから年配の方までが忙しく動いて歓声の渦。終わってからもお互いの収穫を見せ合って、興奮はしばらく冷めません。思わず童心に返るひとときです。

棟上げ…棟木が上がったところで、家を建てる喜びをみんなで分かち合い工事の安全を祈る、という昔からの風習ですが、何度お手伝いしても私たちまで幸せな気分になる行事です。

施主さんのご家族はもとより、集まってくださった方たちみんなの笑顔を見ていると本当にうれしくなってきて、「お福分け」の言葉を実感します。

この笑顔に応えるためにも、工事の無事な進行と完成に努めなくてはと、改めて思いました。